カテゴリ:不動産売却動画 / 更新日付:2023/06/12 12:02 / 投稿日付:2023/06/12 12:02
実測精算とは? について解説します!
お客さん:土地の取引を行う時、測量した面積と登記簿の面積が異なるケースはありますか?
営業マン:はい、程度の差もありますが、異なることはあります。
お客さん:そうなると、坪単価や㎡単価で価格を決めていたのに、単価が変わりませんか?
営業マン:そうですね。単価は変わりますね。公簿取引といって、登記簿面積に基づいての取引を行う場合、登記簿面積より実際の面積が大きくなると単価は下がりますし、小さくなれば単価は上がります。
お客さん:それは売主側にも買主側にも有利や不利になったりしますよね。何とかならないんでしょうか。
営業マン:そういった場合には、公簿取引ではなく実測清算取引とすることがあります。
お客さん:実測清算取引ですか?どのような取引ですか?
営業マン:例えば、公簿面積100㎡の土地を1000万円で売買するとします。㎡単価は10万円です。
公簿取引の場合、実際の測量の結果土地の面積が90㎡になっても、110㎡になっても売買価格は1000万円であり、㎡単価が上がったり下がったりすることになります。
これに対して実測清算取引は清算の基準となる面積と単価を決めておきます。この場合ですと清算基準となる面積は100㎡で、㎡単価は10万円となり1000万円の売買になります。売買契約後に測量をして仮に110㎡になった場合は110㎡×㎡単価10万円で1100万円、90㎡になった場合には90㎡×㎡単価10万円で900万円の売買代金となります。
お客さん:なるほど、実測清算だとどちらにも平等な条件で良いですね!
営業マン:但し、メリットだけでなく注意も必要です。
お客さん:どういった事に注意が必要ですか。
営業マン:予想以上に大きくなった場合などは買主様の資金計算に影響が出る事があります。測量を行うので、引き渡しまでに時間が掛かる場合があります。長引くと、相場が変わってしまうリスクなどもあります。
お客さん:確かにそうですね!
営業マン:その土地の状況によってどちらが最適なのかは違いますので、どちらの取引を行う方が良いのか、不動産会社の担当者に相談されるのが良いかと思います。
お客さん:わかりました。有難うございます。
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